今年は例年に比べて少ないとかなんとか言われて、少し期待したのに、やっぱり苦しんでます。
我が憎き敵は杉。
野地板にしてやろうか。
合板にしてやろうか。
表面を焼いて、外壁にしてやろうか。
というわけで、今回は地元のとあるお寺さんに「柄杓」を依頼されました。
4月8日に、花まつりと呼ばれる仏教行事があるので、それに使いたいとのことでした。
花まつり、正式には灌仏会と呼ばれる、お釈迦様のご生誕を祝う行事です。
その行事において、釈迦様の像に甘茶をかけるのですが、その際に使用する柄杓というわけですね。
灌仏会について詳しくは、お近くのお寺さん、あるいはWikipediaにて。
一方はよく見る柄杓。持ち手が挿しこまれているタイプですね。神社の手水にあるような。
自然素材の味をなるべく残しつつ仕上げてみました。ぢょうずに作れて満足です(寒)
...いや、待て。だったら自然素材をそのまま活かしたもの、できそうじゃないか?
というわけで、ついている枝をそのまま活かした柄杓を作ってしまいました。
ちょうどよい部分と、ちょうどよい枝があったものです。
改めて、自然素材の味というものを感じました。